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ちたまにチーズバーガーをぶつけると死ぬ

夢現かもわからないまま、僕は夢を見ていた。

淡い篝火のような、穏やかな光が辺りに充満していた。



匂いは、何もしなかった。

なぜなら、そこに嗅覚という概念は存在しなかったから。


音も、何も聞こえなかった。

なぜなら、そこに聴覚という概念は存在しなかったから。



でも、遠くでそれを見ることができた。

それは、とてもぼんやりとしていた。

白いような、蒼いような、そんなイメージが、僕の脳内を駆け抜けていった。


……白い?


……蒼い?


それはどういうことなのだろうか。



僕には、よくわからない。


しかし、僕にとってそれがとても、大切なものだということはわかった。

その暖かい感触が、僕の体を安らぎの海へといざなった。



とても心地良い。

夢の中で夢に堕ちそうになりながらも、僕はもっとそれに近づこうと、歩き出した。

その場所は歩くという概念が存在していなかったけれど、僕は歩いた。


それは、向こうから近づいてきた。

朝霧のような、形のない形が近づいてきた。



そして、それが僕を柔らかに包み込んだ時、僕は理解した。



──僕とインキンタムシとの、出会いだった。



──────────────────────────────────────────────



 目覚めはいつも憂鬱だ。けたたましいめざましの音で目を覚ました時、頭痛までもが一緒に

到来してきた。なんて最悪な朝だろう。

 俺の口から勝手に出てきた細かな愚痴が、部屋の四隅に霧散していく中、安住の地フトンから

脱出することを試みる。


 顔に水をぶっかけ、布団をこれでもかというくらい丸めてたたみ、オーブントースターに

食パンをねじ込むという、もはやルーチン化された朝の作業を済ませた時、俺は携帯電話に

新着のメールが届いているのを発見した。


 一部がやや炭化水素に変質してしまった食パンにジャムを塗りたくりながら、携帯を確認

してみる。


 メールは2通着ていた。ひとつは、よく通っている病院からだった。物心がついたあたりから

俺はインキンタムシを患っていたため、その頃から病院に足繁く通っていたのだが、このインキン

タムシ、ちっとも治る気配がしない。何度もの治療も功を奏さず病院関係者も揃えて首を振った。

 もはや15年あまりを共に生活するこのインキンタムシに、俺は一種の情愛すら感じるほどにまで

なっていた。


 閑話休題。

 インキンタムシの話などどうでもいいのだ。次のメールを確認してみる。

 宛先人は、見たことのないアドレスを示していた。ふむ、またスパムメールか何かだろう。

 俺はそう思い、一応削除する前に確認してみるかと本文を表示させてみた。

 簡潔な一文が、そこに表示されていた。


 「地球にチーズバーガーをぶつけると死ぬ」



 まるで、意味がわからなかった。

 絶対的な進行速度を持っている時間が、その時ばかりは停止したのではないかという錯覚さえ

覚えた。送信主は何が目的で、わざわざこんな意味不明な一文を俺に寄越したのだろうか。

 寝起きの立ちくらみにも似た、強烈な眠気の中で必死に考えてみても、俺の崇高なる

大脳新皮質様は何も答えを吐き出しちゃくれなかった。

 しょうがない。こういう時は、見なかったことにしよう。一番エネルギーの使わない解決方法

として、目先の問題を棚に上げるという選択肢を選んだ俺は、出社するた(省略されました。

続きを読むにはちんたまちんたまと書き込んでください。)

 


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ちたまがインキンタムシを愛してやまない

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